「ひーな農園」ブログ

2023.11.08

耕作放棄地の開墾作業を行いました

耕作放棄地とは、

「以前耕地であったもので、過去1年以上作物を栽培せず、しかもこの数年の間に再び耕作する考えのない土地」と定義されています。

 

ひーな農園が活動している糸島市王丸地区にも、もう何年もやってないであろう畑が、荒れ果てた状態で放置されているところがいくつかあります。

 

耕作放棄地はそのままにしておくと、

・雑草や木々が生い茂って見た目があまりよくない

・中山間地ではイノシシなど野生動物の行動圏となってしまう

・廃棄物の不法投棄の原因となる

など、様々な問題の原因となってしまいますので、できるだけ元の畑に戻してあげる必要があります。

 

今回もそのような土地をお借りできるご縁がありましたので、開墾作業を行いました。

 

歩くこともままならないほどの雑木林状態なので、草刈り機でとにかく刈っていきます。

 

作業を始めたのは冬頃ですが、ツタがだいぶ枯れたため、放置されたビニールハウスのフレームが見えてきました。

 

写真左が、ビニールハウスの残骸です。草が、、ツタが、、たくさん絡まっています。その奥には細い竹林が。ここも伐採が必要です。

 

奥の茂みに突っ込んだ自動車が放置されています。

これらも撤去しなければなりません。。。

 

まずは天気の良い日に、人数をかけてビニールハウスの残骸を撤去しました。

土木機械が入れない場所なので、とにかく人の手でやらなければなりません。。

パイプも手で一本ずつ抜いて、、何とか撤去することが出来ました。

 

お次は放置車両です。持ち主の方に許可をもらって、撤去しました。

橋の向こうへは重機関連は入れないので、川の手前側からクレーンで吊っての撤去です。

 

農地回復の為に、とことんやります!

 

車を撤去したあとも、その周りにはゴミのようなものがたくさん!

金属の太めのパイプや、コンクリートの板や金属の板、そして、ビニールのゴミも埋められています。

さらに、空き缶や空き瓶などが、、掘れば掘るほど出てきます。

 

すべてのゴミを綺麗に掘り出して、分別して、、、ここだけで丸一日かかりました。

 

そして、頑張って片付けた結果。。

 

かなりスッキリしました!!!

 

左の写真が作業前で、右の写真が作業後です。

実はコツコツと進めて、、足掛け半年くらいかかってます!笑

 

もう一息!というところでしょうか。

 

ひーな農園では、こうした耕作放棄地も出来るだけもとの姿に戻したい!

と、日々活動を行っています。